肩こりタイプによって症状が違う!あなたの肩こりは何タイプ?
肩こりでわかるタイプ
現代病である肩こり。肩こりの症状は、首から肩にかけてのコリですが、その原因は様々です。
今回の記事では、肩こりを6つの原因に分類して解説します。長年肩こりでお悩みの方は、自分が何タイプの肩こり何なのか知ることが重要です。タイプによって対処方法が違うからです。自分の肩こりタイプをチェックし、肩こり解消の糸口をつかんでいただけたらと思います。
私は肩こりを原因別で6つに分けて考えています。
- ① 運動不足タイプ:運動不足による筋肉の緊張
- ② 筋肉疲労タイプ:長時間の同じ姿勢による疲労・緊張
- ③ 体液循環低下タイプ:血液・リンパの問題(血圧、食生活など)
- ④ 眼精疲労タイプ:目の疲れによる頭痛
- ⑤ ストレスタイプ:ストレスによる内臓の不調
- ⑥ 女性特有タイプ:生理不順、産前産後のトラブル、更年期障害など
それぞれの原因について解説していきます。
原因別6つのタイプ
運動不足タイプ
1つ目は、「運動不足タイプ」です。
授業や部活動などで体を動かすことが当たり前だった学生時代とは異なり、社会人になるとめっきり運動の機会は減りますよね。
通常、筋肉は運動することで自然と伸び縮みし、筋肉が伸び縮みすることで脈管系(みゃっかんけい)が活性化します。脈管系とは、血液やリンパを全身に循環させる器官のことで、血管(動脈・静脈)、リンパ管があります。
このような体を流れる液のことを体液循環ということもあります。運動不足によって、筋肉の問題だけでなく、体液循環にまで影響を及ぼしてしまうのです。
全身に流れる血液やリンパは、心臓から全身を巡り、また心臓に帰ってきます。その帰り道で心臓に一番近い部分が、肩こりが起こる首から肩のあたりなのです。運動不足で体が固い人、つりやすい人は、このタイプの肩こりである可能性が高いです。
筋肉疲労タイプ
2つ目のタイプは、「筋肉疲労タイプ」です。
運動不足タイプと筋肉関連ということで似ているのですが、筋肉疲労タイプは長時間同じ姿勢を取っていることで、筋肉が固くなり起こります。長時間のデスクワーク、スタホ、読書、寝相などなど。日常生活で無意識のうちに同じ姿勢で作業をしていることはたくさんあります。
その他にも裁縫、ゲーム、勉強、お絵描きなど、手を使った作業を長時間行うことも肩こりにつながります。画像は面接風景ですが、緊張状態であまり身動きの取れない状態は肩がコリますよね。
パソコンやスマホなどを長時間使用する人、裁縫やゲームなど余暇の時間が長い人などはこのタイプの肩こりの可能性が高いです。
体液循環低下タイプ
3つ目のタイプは、「体液循環低下タイプ」です。
このタイプは、運動不足や筋肉疲労などで体液循環が悪くなると起こります。そのほかにも、生活サイクルの不順で昼夜が逆転していたり、食生活が乱れていたりすることでも体液循環は低下します。
とくに、血液の流れが悪くなると、検査結果として血圧などに現れます。リンパの流れが悪くなると、むくみとして現れます。不規則な生活をしている人、偏った食生活の人は、このタイプの肩こりの可能性が高いです。
眼精疲労タイプ
4つ目のタイプは、「眼精疲労タイプ」です。
これは目の疲れが肩こりにつながっているタイプです。パソコン作業、スマホ操作、ゲームなど、モニターを長時間観る人は、目の筋肉が疲労します。
目の筋肉の疲労は、肩こりだけでなく、頭痛やめまいにもつながる恐れがあります。そのほかにも、ドライアイなどの目のトラブルが肩こりを引き起こします。モニターを長時間観ることの多い人、ドライアイの人はこのタイプの肩こりの可能性が高いです。
ストレスタイプ
5つ目のタイプは、「ストレスタイプ」です。
精神的ストレス、肉体的ストレスがありますが、とくに精神的ストレスは、肩こりと関連があります。また、ストレスから胃や腸などの内臓に問題を起こす人、逆に内臓の問題がストレスを助長する人も多いです。
肩は、内臓の不調の影響が出やすい場所として有名で、内臓由来の痛みを「関連痛」と呼んでいます。
精神的なストレスは、なかなか表面化しません。ひとりひとり悩みも違います。家庭での問題でストレスを抱えている人もいれば、仕事でストレスを抱えている人もいます。なかなか難しい問題ではありますが、肩こりの根本的な解決をするためには、ストレスの原因を解消することが大切なのです。
女性特有タイプ
最後の6つ目のタイプは、「女性特有タイプ」です。
男性にはない女性だけのライフイベントがたくさんあります。例えば、生理、妊娠、出産があります。その中でのトラブルとして、生理不順、産前産後のトラブル、更年期障害などが起こります。
主に下腹部で起こる女性特有のトラブルは肩こりにつながっています。姿勢の影響も大きいです。生理不順で困っている人、産前産後の問題で困っている人、更年期障害の人などはこのタイプの肩こりの可能性が高いです。
肩こりと向き合うということ
あなたの肩こりは何タイプでしたか?自分のタイプを知ることで、その原因を改善することに注目することができるようになります。肩こりの原因となっている問題をまず改善しましょう。